クリスマスチャリティーコンサート Program Note

第Ⅰ部     Ave Maria


めでたしマリア、恵みに満ちたお方。神はあなたと共におられます。
あなたは女性の中で祝福され、
あなたの子 イエスキリストも祝福されております。
聖なるマリア、神の母よ、罪深いわたしたちのために、
今も死の時にも祈ってください。、
アーメン。、
(日本語訳:中嶋良雄)


第Ⅱ部 モンテヴェルディのマドリガル


マドリガルについて
14世紀と16世紀のイタリアの、おのおのの異なった声楽作品につけられた名称。
今回取り上げるモンテヴェルディは、16世紀後期の作曲家で、
誇張されたマニエリスム(自然を凌駕する行動の芸術的手法)的傾向をもち、
新しいモノディ(リュートで伴奏される歌曲のような単声音楽)様式を受けいれるまでにいたる。

マドリガルは、主としてイタリアで古典的な完成をみたが、他のヨーロッパ諸国にも伝えられ、
とくにイギリスでは、バードやモーリーが独自のマドリガル作品を書いた。

Ecco mormorar l'onde
ほら、波がざわめいている
そして、木の葉が震えている
朝のそよ風に小さな樹々も
緑の小枝の上で愛らしい小鳥たちがやさしく歌っている
そして、東の空が微笑んでいる
ほら、もう夜明けが現れた
海の上に反射し、空は晴れわたり、朝露は真珠のよう
高い山々は金色に染まり、ああ美しく優雅な黎明
そよ風はお前の使者、お前はそよ風の主
それは全ての乾いた心をよみがえらせる

Lasciate mi morire
私を死なせて
このような辛い運命
このような大きな苦しみの中にいる私を
誰が慰めてくれるでしょうか
私を死なせて

Jo mi son giovinetta
「私は若い娘、新しい季節に笑い歌う」
私のやさしい羊飼い娘が歌っていた
その歌声に私の心は歌った
愛らしく笑えむ小鳥のように
「私も若者、笑い歌う、優しく美しい恋の春に
春はあなたの美しい目の中で花を咲かせる」
すると彼女は言った。
「もしあなたが利口なら、情熱から逃げなさい
何故ならこの光の中であなたのために春は決してこないだろう」
(日本語訳:群馬室内合唱団)



Ⅲ 世界の国々の愛唱歌


この第3ステージでは日本語、英語、フィンランド語でそれぞれの国の愛唱歌を歌います。
なじみ深い「さくらさくら」も合唱の編曲ではまた異なる味わいとなっています。
イギリス・フィンランドの愛唱歌はそれぞれの歴史を背景に熱い思いがあります。

     
  • さくらさくら〈日本〉
  •  
  • Jerusalem〈イギリス〉
  •  
  • Finlandia〈フィンランド



Ⅳクリスマスソング


クリスマスコンサート定番曲が並びます。
第1ステージはラテン語、第2ステージはノルウェー語、スウェーデン語、フィンランド語
そしてこの第3ステージでは日本語、ドイツ語、英語で歌います。
世界各国、平和なクリスマスが訪れるように心を込めて。

     
  • Es ist ein Roess entsprungen
  •  
  • O Jesulein süss! O Jesulein mild!
  •  
  • ひいらぎかざろう
  •  
  • もみの木
  •  
  • We Wish You a Merry Christmas
  •  
  • White Christmas
  •  
  • O Holy Night


アンコール

     
  • ジングルベル
  •  
  • きよしこのよる (会場のお客様と一緒に)